
私は大学時代、体育学部でトレーニング理論を学び、理論立ってトレーニングすれば必ず競技成績となってその効果が現れるということを学びました。そうした理論を活かして、次代のアスリートを育成したかったこと、また健康産業にはこれからの可能性、伸びしろがあると感じていたことが、この業界をめざした理由です。
アルバイトとしてセントラルスポーツで働いていた縁もあり、この会社で社員として働くことを決めました。アスリートを育てるという夢のある楽しい仕事に可能性を感じました。
入社後、私は5つの店舗を経験してきました。初めて組織全体のマネジメントをしたのは、2004年に一社店でチーフインストラクターに昇格した時、店舗運営に関する全てについて権限を任されました。その後、マネージャーに昇格し、2010年から六甲道店の店長として、人材育成や店舗の運営管理、営業戦略の決定・指示などに携わっています。目下の課題は、お客様にいかに気持ちよく継続的にフィットネスをご利用いただけるかということ、そして、新規顧客獲得に向けてどういったアプローチをとれば良いのかということです。
例えば、今あるプログラムは健康な方のみを対象にし、高齢者の方や普段なかなか運動をする機会のない方に向けたサービスを提供していないのではないか、また、本当に健康になりたいと思われているお客様のニーズを満たしきれていないのではないか、さまざまな要因を探り、お客様の真のニーズやフィットネスクラブが本来あるべき姿を追求する必要があると感じています。
私は、フィットネスクラブが、いろいろな人と人がコミュニケーションで繋がり、かつ心身ともに健康になれる場にしたいという思いを抱いています。フィットネスクラブが地域の人々の生活の中にとって当たり前のような存在、自然に皆が集うことができる場所にしていきたいですね。


社内研修でニューヨークに行った際、ウォール街の真ん中でフィットネスクラブが2店舗並んで堂々と営業をしているのを目にしました。アメリカでは世界経済の中心地といわれる場所で華々しく営業を行っているに感動し、日本でももっとフィットネス文化を広めていかなくてはと強く感じました。
日本ではまだ3~4%程度といわれるフィットネス参加率は、欧米では10%以上といわれています。さらにアメリカの参加率の高いエリアでは30%近い地域もあります。この差を縮め、さらに日本のフィットネス参加率を欧米諸国以上にすることが、私の現在の目標です。

館内の施設チェックを行い、軽く朝のトレーニングをする。
一日のスケジュールを確認した後、メールチェックや資料の整理をする。
クラブの数字をチェックし、今後の営業対策を検討する。
ユニット長と営業対策について打合せを行う。
スタッフと地域のお店でランチ。
サービスの品質を保つためISOに定められた事務処理を行う。
各社員が担当項目について現状報告し、今後の施策について打合せする。
他の店舗や他部署と電話で連絡し、情報交換を行う。
マシンジムや子どものスクールなどの指導状況をチェクする。
指導やサービスについて研修を行う。
明日のスケジュールをチェックし、退社。