
大学の野球部の同期に、地味な練習をひたむきに続けて、最終シーズンにベンチ入りできた者がいたんですね。この姿に感銘を受けた私は、スポーツ関係のなかでも、目標を持って頑張る人を支えるような仕事がしたいと思いました。
さまざまな企業をまわりましたが、なかでも一番惹かれたのがスポーツクラブ。「体力をつけたい」「泳げるようになりたい」など、自分なりの目標に向かって頑張る人をサポートする機会がもっとも多いと思ったからです。特に、子どもから大人まで幅広くサービスを提供しているセントラルスポーツは、第一希望でした。
入社後は、上池袋にある店舗でインストラクターとして勤務しています。子ども向けのスイミングスクールや体育スクール、フィットネスジムでの指導を受け持っています。水に顔をつけることすらためらっていた子がスイスイ泳げるようになった姿や、すぐに息が上がっていた人が楽しそうに筋トレを続けている姿などを見ると、とても手ごたえを感じますね。
一方で、難しいなと思うのが、バランスのとり方です。例えば、水泳教室。レッスンに参加している子どもたちのなかには、レベルの低い子・高い子が混在しています。初心者のレベルを引き上げることばかりに気を取られると上級者は飽きてしまいますし、上級者のさらなるレベルアップばかりに傾倒すると、初心者はついていけずに断念してしまう。先輩の指導方法を見学したり、自分なりに考えた工夫を盛り込んだりして、どんな人にも面白さを感じ続けていただけるような指導方法を模索しているところです。
また、セントラルスポーツでは、1カ月に一度くらいの頻度でイベントを開催しています。この企画立案から開催まで、担当者としての業務も、店舗スタッフの職務。夏祭りやクリスマスパーティなどを経験しましたが、日常の「教える」「教わる」という関係から離れて一緒に楽しめるのは、とても新鮮。今後もユニークな企画を考えて実施していきたいですね。


目下の目標は、パーソナルトレーナーの社内資格を取ること。お客様個々に合わせた運動メニューづくりや指導にあたれるようになれば、就活時の希望だった「目標をもって臨む方のサポート」が、より高いレベルで実現できるからです。
なお、勤務してみて実感していますが、セントラルスポーツは、意欲とアイディアがある者にはチャレンジできる機会を与えてくれる会社です。今後もアンテナを張ってインストラクター業務に臨み、職務を通じて取り組んでみたい課題やテーマを掘り起こしていければと思っています。

オフィス内のシフト表をチェック。シフトは一週間単位で決まっているが、休暇や研修で不在にしているスタッフの代行を務めるケースもあるので、自身の1日のスケジュールを再度確認する。
キッズスイミングスクールの指導業務につく。この日は「水慣れ」「クロール」「背泳ぎ」の3コマを各1時間ずつ担当。
スクール指導が終わったら、プール周辺を清掃する。その後、17:00からはプール監視業務にあたる。
同じ建物の1階に入っているスーパーで弁当を買ってきてエネルギー補給。食後は、この先に企画するイベントのアイディアを練る時間に充てている。
フィットネスジムを巡回しながら、各マシンの使い方やより効果的なトレーニング方法を指導。
フィットネスマシンの拭き掃除や、忘れ物の有無の確認作業にあたる。
オフィス備品の発注や、外部委託業者への支払い処理など、事務作業に従事。一通り終えたところで翌日のスケジュールを確認し、退社。