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皮下脂肪の落とし方|女性のお腹周りに効く効果的な食事と筋トレ

お腹周りの皮下脂肪を落としたいと悩む女の人は多いのではないでしょうか。
皮下脂肪は一度つくと落ちにくい性質がありますが、正しいアプローチで改善が可能です。

この記事では、女性が気になるお腹周りの脂肪に効果的な皮下脂肪の落とし方について、食事管理や自宅でできる筋トレ、生活習慣の改善まで網羅的に解説します。

そもそも皮下脂肪とは?内臓脂肪との見分け方

体脂肪には、皮膚の下につく「皮下脂肪」と、内臓の周りにつく「内臓脂肪」の2種類があります。
皮下脂肪は、手でつまめるのが特徴で、一度つくと落ちにくい性質を持ちます。

一方、内臓脂肪は生活習慣の改善で比較的落としやすいとされています。
見た目で分かりにくい内臓脂肪と比べ、皮下脂肪は体のラインに直接影響するため、肥満の指標として目に見えやすい脂肪です。

女性のお腹周りに皮下脂肪がつきやすい理由

女性は、男性と比較して皮下脂肪を溜め込みやすい体質です。
これは、女性ホルモン「エストロゲン」の働きにより、妊娠や出産に備えて子宮を守るため、お腹、特に下腹部に脂肪がつきやすくなるからです。

また、腹部の筋肉量が男性より少ないことも一因とされています。
そのため、意識的な対策を取らないと、お腹周りの脂肪は落ちにくい傾向にあります。

皮下脂肪を効率的に落とすための食事改善5つのポイント

皮下脂肪を減らすには、日々の食生活を見直すことが基本です。
食事量を減らすのではなく、栄養バランスを考えた食べ物の選択が重要になります。
消費カロリーが摂取カロリーを上回る「アンダーカロリー」の状態を目指しつつ、筋肉を維持し、代謝を促進するための食事を心がける必要があります。

ここでは、具体的な5つのポイントを解説します。

ポイント1:摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにする

皮下脂肪を落とすための大原則は、摂取カロリーを消費カロリーより少なくすることです。
食事から摂るエネルギー(摂取カロリー)が、基礎代謝や運動で使うエネルギー(消費カロリー)を上回ると、余ったエネルギーが脂肪として体内に蓄積されます。
まずは自身の1日の消費カロリーの目安を把握し、それよりも少ないカロリーを摂取する「アンダーカロリー」の状態を作り出すことが脂肪減少の第一歩です。

ただし、極端な食事制限は筋肉量を減らし、基礎代謝の低下を招くため逆効果になる可能性があります。
健康的に痩せるためには、基礎代謝量を下回らない範囲で、バランスの取れた食事を心がけることが求められます。

ポイント2:筋肉の材料となるタンパク質を積極的に摂る

ダイエット中は筋肉の材料となるタンパク質を十分に摂取することが非常に重要です。
食事制限によってカロリーを抑えると体はエネルギー源として脂肪だけでなく筋肉も分解しようとします。
筋肉量が減ると基礎代謝が低下しかえって痩せにくい体質になってしまいます。
これを防ぐために鶏むね肉魚卵大豆製品乳製品など高タンパク質で低脂質な食品を毎食取り入れましょう。

タンパク質は消化に時間がかかるため満腹感を得やすく食べ過ぎの防止にも役立ちます。
運動と組み合わせてタンパク質をしっかり摂ることで筋肉を維持増強し効率的な脂肪燃焼を促せます。

ポイント3:糖質や脂質の過剰な摂取を控える

糖質や脂質は体のエネルギー源として不可欠ですが、過剰に摂取すると皮下脂肪として蓄積されやすくなります。
特に、精製された白い炭水化物(白米、パン、麺類)や甘いお菓子、ジュースなどの糖質は血糖値を急激に上昇させます。
すると、血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌され、余った糖を脂肪として体内に溜め込む働きが活発化します。

また、揚げ物や加工食品に多い質の悪い脂質も避けるべきです。
糖質は玄米や全粒粉パンなどの食物繊維が豊富なものを選び、脂質は魚やナッツ、アボカドに含まれる良質なものを適量摂るように心がけることで、脂肪の蓄積を防ぎます。

ポイント4:食物繊維が豊富な野菜から先に食べる

食事の際は、食物繊維が豊富な野菜やきのこ、海藻類から食べ始める「ベジタブルファースト」を実践しましょう。
食事の最初に食物繊維を摂ることで、後から食べる糖質の吸収が緩やかになり、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できます。
血糖値の乱高下は脂肪の蓄積につながるため、これを防ぐことは皮下脂肪対策に有効です。

また、食物繊維は水分を吸収して膨らむ性質があるため、満腹感を得やすく、食事全体の量を自然に減らすことにも役立ちます。
さらに、腸内環境を整える働きもあり、便通の改善を通じて代謝の良い体づくりをサポートします。

ポイント5:こまめな水分補給で代謝アップを目指す

意識的な水分補給は、代謝を上げて脂肪燃焼をサポートするために欠かせません。
体内の水分が不足すると、血液の流れが悪くなり、栄養素や酸素が細胞に行き渡りにくくなります。
その結果、代謝機能が低下し、脂肪が燃えにくい状態に陥ってしまいます。
また、老廃物の排出も滞りがちになるため、むくみの原因にもなります。

1日に1.5リットルから2リットル程度の水を、一度にがぶ飲みするのではなく、こまめに分けて飲むようにしましょう。
特に、運動の前後や入浴後、就寝前と起床後などのタイミングで補給するのが効果的です。
冷たい水は内臓を冷やす可能性があるため、常温の水や白湯を選ぶと良いです。

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皮下脂肪の燃焼を加速させる運動メニュー

皮下脂肪を効率的に落とすためには、食事改善と並行して運動を取り入れることが不可欠です。
運動には、直接的に脂肪を燃焼させる有酸素運動と、筋肉量を増やして基礎代謝を上げる筋力トレーニングがあります。

この2種類のトレーニングをバランス良く組み合わせることで、脂肪が燃えやすく、リバウンドしにくい体を作ることが可能です。
ここでは、皮下脂肪の燃焼を加速させる具体的な運動メニューを紹介します。

まずは脂肪を燃焼させる有酸素運動に取り組む

皮下脂肪を直接エネルギーとして燃焼させるためには、有酸素運動が効果的です。
有酸素運動は、軽〜中程度の負荷を継続的にかける運動で、ウォーキング、ジョギング、ランニング、水泳、サイクリングなどが代表的です。
運動を開始してから約20分経過した頃から、体脂肪がエネルギーとして使われる割合が高まるとされています。

そのため、1回あたり20分以上を目安に、週に3〜5日程度継続して行うのが理想です。
まずは無理のない範囲で始められるウォーキングから挑戦し、慣れてきたら少しずつ運動強度や時間を増やしていくと、継続しやすくなります。
楽しみながら続けられる自分に合った種目を見つけることが大切です。

基礎代謝を上げる筋力トレーニングを組み合わせる

有酸素運動と合わせて筋力トレーニングを行うと、脂肪燃焼の効率がさらに高まります。
筋トレによって筋肉量が増加すると、基礎代謝が向上します。
基礎代謝とは、安静にしている状態でも消費されるエネルギーのことで、これが高まると日常生活を送っているだけでも消費カロリーが増え、痩せやすく太りにくい体質になります。

特に、お尻や太もも、背中といった体の大きな筋肉を鍛えると効率的に基礎代謝を上げられます。
スクワットやプランクなど、家で簡単にできる自重トレーニングから始めてみるのも良いですし、より高い効果を求めるならジムでマシンを使う方法もあります。
有酸素運動の前に行うと、成長ホルモンの分泌が促され、脂肪燃焼効果が高まるとも言われています。

【女性向け】お腹周りの引き締めに効果的な筋トレ3選

お腹周りの引き締めには、腹部の筋肉を多角的に鍛える筋トレが効果的です。
まず、体幹を鍛える「プランク」は、うつ伏せになり肘とつま先で体を支えるトレーニングで、腹直筋や腹横筋などお腹全体の筋肉を刺激します。

次に、下腹部に効く「レッグレイズ」は、仰向けに寝て両脚を揃えたままゆっくりと上げ下げする運動です。
腰が反らないように注意しながら行いましょう。
最後に、脇腹のくびれ作りに役立つのが「ツイストクランチ」です。
仰向けで膝を立て、上半身をひねりながら起こすことで、腹斜筋を鍛えることができます。
これらの種目を各種10〜15回、2〜3セットを目安に、正しいフォームを意識して行いましょう。

短時間で脂肪燃焼効果が期待できるHIITもおすすめ

時間がないけれど効率的に脂肪を燃焼したい場合には、HIIT(高強度インターバルトレーニング)がおすすめです。
HIITとは、強度の高い運動と短い休息を交互に繰り返すトレーニング方法で、全力で20秒運動して10秒休む、といったサイクルを数分間続けます。

このトレーニングの最大の特徴は、運動後も数時間にわたってカロリー消費が高い状態が続く「アフターバーン効果」が期待できる点です。
バーピージャンプやマウンテンクライマー、もも上げなどの種目を組み合わせることで、心肺機能の向上と脂肪燃焼を同時に狙えます。
ただし、非常に強度の高い運動であるため、まずは週に1〜2回から始め、無理のない範囲で行うことが重要です。

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食事と運動以外で見直したい生活習慣

皮下脂肪を落とすためには、食事管理と運動に加えて、日々の生活習慣を見直すことも非常に大切です。
特に、睡眠の質やストレスの管理は、ホルモンバランスに大きく影響し、脂肪の蓄積や食欲のコントロールに関わってきます。

特別な薬や医療の力を借りる前に、まずは自身の生活リズムを整えることで、ダイエット効果を高めることが可能です。
ここでは、睡眠とストレスという2つの観点から改善点を探ります。

質の高い睡眠を確保してホルモンバランスを整える

睡眠不足は、ダイエットの妨げとなるホルモンバランスの乱れを引き起こします。
睡眠時間が短いと、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増え、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌が減少するため、食べ過ぎにつながりやすくなります。

また、睡眠中には脂肪燃焼を促し、筋肉の修復や成長を助ける「成長ホルモン」が分泌されます。
この成長ホルモンの分泌を最大化するためにも、質の高い睡眠は不可欠です。
毎日決まった時間に就寝・起床する、寝る前にスマートフォンやパソコンの画面を見ない、寝室の温度や湿度を快適に保つといった工夫を取り入れ、7時間程度の睡眠時間を確保することを目指しましょう。

ストレスを上手に発散させる方法を見つける

過度なストレスは、皮下脂肪がつきやすくなる原因の一つです。
ストレスを感じると、体は「コルチゾール」というホルモンを分泌します。
コルチゾールは、食欲を増進させたり、脂肪を溜め込みやすくしたりする働きがあるため、慢性的なストレスは肥満につながる可能性があります。
また、ストレスから逃れるために甘いものや脂っこいものを過剰に食べてしまう「ストレス食い」に陥ることも少なくありません。

これを防ぐためには、自分に合ったストレス発散法を見つけることが重要です。
軽い運動をする、趣味に没頭する、友人と話す、ゆっくり入浴する、音楽を聴くなど、心身がリラックスできる時間を作ることを意識しましょう。

皮下脂肪を落とす際によくある質問

ここまで皮下脂肪を落とすための具体的な方法を解説してきましたが、実践する上での疑問点も多いかもしれません。
皮下脂肪は内臓脂肪に比べて落ちにくい性質があるため、成果が出るまでの期間や、特定の部分だけ痩せられるのかといった点について、不安に感じることもあります。

ここでは、皮下脂肪を落とす際によくある質問に回答していきます。

皮下脂肪が落ち始めるまでどのくらいの期間がかかりますか?

皮下脂肪は体を衝撃から守ったり、体温を維持したりする役割があり、生命維持のために蓄えられているため、内臓脂肪よりも落ちにくいという特徴があります。
そのため、効果を実感できるまでにはある程度の期間が必要です。
食事改善や運動を始めてすぐに見た目の変化が現れることは少なく、一般的には最低でも3ヶ月から半年程度の期間は継続することが推奨されます。

個人の体質や生活習慣、取り組みの強度によっても変化のスピードは異なります。
焦らずに長期的な視点を持ち、結果を急がずにコツコツと続けることが、皮下脂肪を確実に落とすための鍵となります。

お腹や太ももなど特定の部分だけ痩せることはできますか?

残念ながら、お腹や太もも、二の腕といった特定の部位の脂肪だけを狙って落とす「部分痩せ」は、医学的に不可能とされています。
運動や食事制限によって脂肪が燃焼される際、体は全身の脂肪をエネルギー源として利用するため、特定の部位だけを選択的に減らすことはできません。
脂肪が落ちる順番にも個人差があり、一般的に腰や腹周り、下半身の脂肪は最後に落ちやすい傾向にあります。

気になる部位の筋トレは、筋肉が引き締まることで見た目がスッキリする効果は期待できますが、その部分の脂肪(皮下脂肪やセルライト)が直接減少するわけではありません。
脚や腕、胃の周りなど、気になる部分痩せを実現するには、全身の体脂肪を減らす取り組みが必要です。

生理周期は皮下脂肪の落ちやすさに関係しますか?

女性の体は、生理周期によってホルモンバランスが変動するため、皮下脂肪の落ちやすさにも影響が出ます。
一般的に、生理終了後から排卵日にかけての約2週間は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が活発になります。
この時期は心身ともに安定し、代謝が上がって脂肪が燃焼しやすくなるため、「痩せやすい時期」と言えます。
この期間に運動強度を上げたり、食事管理を強化したりすると効果的です。

一方、排卵後から次の生理が始まるまでの期間は、黄体ホルモン「プロゲステロン」の影響で、体に水分や脂肪を溜め込みやすくなります。
この時期は無理なダイエットは避け、体重維持を目標に、ストレッチやリラックスを心がけるなど、心身を労わる過ごし方が推奨されます。

まとめ

女性のお腹周りにつきやすい皮下脂肪を落とすためには、摂取カロリーを消費カロリー以下に抑える食事管理を基本とし、タンパク質や食物繊維を意識的に摂取することが求められます。
それに加え、脂肪を燃焼させる有酸素運動と、基礎代謝を高める筋力トレーニングを組み合わせることで、より効率的に体脂肪を減らすことが可能です。

また、睡眠の質を高め、ストレスを適切に管理するといった生活習慣の見直しも、ホルモンバランスを整え、ダイエットをサポートします。
これらのアプローチを長期的な視点で継続的に実践することが、皮下脂肪の減少につながります。

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