セントラルスポーツ 元気っ子NEWS

持久力(スタミナ)

運動

元気よく遊んで持久力アップ

近年生活が便利になり、子どもたちが体を動かす機会が減少しています。
そのような状況下で子どもの体力・運動能力は、1985年頃から現在に至るまで低下傾向にあります。それら体力・運動能力のうち持久力(20mシャトルラン)の結果も大きく低下しています。(図1参照)。

図1|小学校 シャトルラン

持久力は、体を長い時間動かす能力です。持久力を高めるトレーニングを行うと酸素をとり込んで運搬する能力が高まり、長時間体を動かし続けることが可能となります。
さらに持久力を向上させることは、肥満や生活習慣病の予防と改善にも繋がります。持久力は、長距離走はもちろんのこと水泳、サッカー、バスケットボールなど多くの運動やスポーツで必要とされる大切な体力要素でもあります。
大人と同じように子どもにおいても、ジョギングやランニング、水泳などの有酸素運動をたくさん行うほど持久力が向上します。(図2参照)

図2|1週間の総運動時間と20mシャトルランの関係

また、運動だけでなく活発な身体活動(運動+生活活動)を行っている子どもほど持久力が高いことがわかっています。つまり、お手伝いなどで体を動かす機会や体を動かして遊ぶ時間を増やすことでも、持久力を高めることができるということです。
特に、鬼ごっこや縄跳びを始めとした子どもが体を使って行う遊びは、高い強度の運動が多々含まれるため、持久力の向上に大きく貢献します。
一方、年々問題となっているスクリーンタイム(テレビ、スマホ、パソコンゲームなどの利用時間)が長い子どもほど、持久力を含めた体力が低いということがわかっています。


日本体育協会(現:日本スポーツ協会)の小学生を対象としたアクティブ・チャイルド60min.では、子どもは体を使った遊び、生活活動、体育、スポーツを含めて毎日最低60分以上は体を動かすことを推奨しています。
スクリーンタイムを減らして、スポーツでも遊びでも体を動かす時間の確保を目指しましょう。

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