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正しい生活習慣で体力をワンランクアップ

近年、身長や体重など体格が向上している一方で、体力・運動能力が低下しており、子どもの体力低下が深刻な問題となっています。
体力の低下は、生活が便利になった結果、生活様式が変化するなど、子どもの身体活動の減少が原因の一つとなっています。したがって、体力向上には、当然のことながら、日常的な運動時間を増やすことが最も重要です。


一方で、夜型生活に代表されるようなライフスタイルの変化に伴う生活習慣の乱れが、子どもの健康に影響を及ぼしていることがわかっています。生活習慣と体力の関係について、文部科学省が興味深い調査結果を報告しています。

図1|朝食の摂取状況と体力合計点の関連(小学生)

図1は、朝食の摂取状況と体力の関係を示しています。朝食を「毎日食べる」、「時々食べない」、「毎日食べない」の順に体力合計点(体力テストの合計点)が低くなっていました。

図2|睡眠時間と体力合計点の関連(小学生)

睡眠時間に関しては、8時間以上の睡眠時間を確保している子どもの体力合計点が最も高く、睡眠時間が短くなるほど体力合計点が低くなっていました(図2)。
さらに、この調査では、テレビ等の視聴時間が3時間以上の子どもは、3時間未満の子どもと比べて体力合計点が低いこともあわせて報告しています。

これらの結果は、睡眠、朝食摂取、テレビ等の視聴といった生活習慣の改善が、体力の向上につながることを示しています。規則正しい生活習慣は、良好な体調をもたらします。体調が良いと、積極的に身体を動かすようになり、体力の向上につながります。
体力向上のためには、運動時間を増やすことはもちろんのこと、適切な生活習慣を身につけることが重要です。

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