セントラルスポーツ 元気っ子NEWS

運動

どんな運動をすれば骨は強くなるの?

日常生活で体を動かしている時間の長い児童のほうが骨密度が高くなる傾向があることがわかっています(図参照)。

小学5、6年生における1週間の身体活動時間と骨密度の関連

どんな運動でも良いのですが、歩く・走るなどの立った状態で行う運動、跳び箱やマット運動、ダンスのようなジャンプによる衝撃が骨に加わるもの、そしてウェイトトレーニングのように骨に圧力のかかる運動が良いとされています。ほかに、「たたきつける(られる)」「ぶつかる」などといった刺激がある空手などの格闘技も効果的です。

これは、骨に衝撃を与えることで顕微鏡で見なくてはわからない程度の非常に細かい骨折(微細骨折)が起こり、骨の修復が起こる段階で骨の中のカルシウム量が増えるためです。

日光浴は丈夫な骨をつくる?

最初にもお話ししましたが、丈夫な骨をつくるにはビタミンDが必要です。
ビタミンDは、カルシウムを骨に付ける役割をするからです。そして、このビタミンDは日中太陽の光を浴びることで活性化します。

日光浴といっても長時間は必要なく、夏場ならTシャツと短パン姿で15分程度日に当たれば十分です。冬は皮膚の露出が少なく日照も弱いので、1時間程度屋外で過ごす必要があるとされています。

児童期、思春期と年齢がすすむに従って骨も成長し、どんどんカルシウムを蓄え丈夫になっていきます。成人すると骨の大きさはあまり変化しませんが、骨に含まれるカルシウム量(骨密度)はさらに増えて30歳ごろにピークを迎えます。その後は加齢に伴って徐々に減少し、中には骨折しやすくなるまで減少する場合があります(骨粗鬆症)。
このようなことを防ぐためにも、子どものころから十分な栄養を摂り、運動で刺激を与え、丈夫な骨をつくりましょう。

関連NEWS
TOPに戻る

頭が良くなる

TOP