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汗をかいたときは何を飲めばいいの?

体に吸収されるスピードが最も早いのは冷たい水なので、暑いときや運動するときの水分補給には水が適しています。但し、発汗量がかなり多いときや脱水からの回復には、水ではなく体液(体内の水分)の成分により近い飲みものが適しています。

私たちの体液にはナトリウムやカリウムなどの電解質と呼ばれている物質が含まれており、体温調節や筋肉の収縮などを行うのに大切な働きをしています。

汗は水分と同時に電解質も体外に排出してしまうので、体内の電解質が汗により大量に失われたとき、水を飲むだけでは体液が薄まってしまい、電解質の濃度を元に戻そうとして、身体はさらに水分を尿で出してしまうといった現象が起こることがあります。これを自発的脱水といいます。さらに、体液の濃度がこれ以上薄まらないようにするために、のどが渇いたと感じなくなるなど、かえって脱水を進行させてしまうことがあります。

したがって、多量に汗をかくような状況では、水よりもスポーツドリンクや経口補水液のようにナトリウムを0.1~0.2%、糖分を3~5%程度含んだ飲料が適していると言えます。糖分が5%を超えると、水分の吸収率が下がってしまうので、市販のスポーツドリンクで糖分が多いものは水で薄めて飲むと良いでしょう。

発汗量が多いときに適した飲料

また、ジュースなど糖分を多く含む飲み物は水分の吸収率が下がるだけではなく、血糖値が上昇して食欲を減退させてしまうので、充分に栄養が補給できなくなる可能性があります。牛乳は栄養補給にはとても良いのですが、消化吸収に時間がかかり、胃腸に負担がかかるので、素早い水分補給という意味ではあまり向いていません。どの飲みものが良い、悪い、ということではなく、その時々で最適な飲み物を考えて選ぶと良いでしょう。

暑くて汗をたくさんかいているときには気をつけていても、涼しくなると忘れがちになる水分補給。こまめに、少しずつ、必要なものをとるような水分補給を習慣にしていきましょう。

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