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ストレスに勝つ

運動

運動でストレスに勝つ

現代はストレス社会といわれています。かつて、ストレスは大人の問題と捉えられていましたが、近年では大人だけの問題ではなくなってきています。
ストレスなど感じることはないと考えられていた子どもが、多くのストレスを抱えるようになっているのです。不安や心配、怒り、イライラ、ストレスから体調をくずす子どもも増えてきています。

適度な運動は健康な体づくりに欠かせないのはもちろん、メンタルヘルスにも良い影響を及ぼすことがわかってきています。

図 非運動群と運動群の心理テスト結果の比較

図は、高校生を対象に行った、気分や感情の状態を調べる心理テストの結果を示しています。部活やスポーツクラブに所属している運動群のほうが非運動群よりも「抑うつ」および「混乱」のレベルが低く、反対に「活力」のレベルが高いという結果が得られました。

この結果は、運動やスポーツ活動の実施が、学校生活などにおいて生じる不安定な精神状態に影響を及ぼしてメンタルヘルスの維持改善に寄与している可能性を示しています。

さらに近年の研究では、運動後に不快刺激に対する脳の反応が強く抑制された、継続的な運動がストレス反応を低減したなど、運動によってストレスに対する耐性が強まることが報告されています。

運動でストレス耐性を向上させる理由に関係しているのが、脳内の神経伝達物質で、精神を安定させる作用のあるセロトニンという物質です。運動は脳の血流を活発にし、セロトニンの分泌を促すことから、定期的な運動によってストレス耐性が高くなると考えられています。

運動習慣は日々のストレスを解消するとともに、ストレス耐性をアップして精神的健康を高めるためにも大切です。

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