セントラルスポーツ 元気っ子NEWS

水分補給

運動

運動するとなぜ汗をかくの?

運動するためには筋肉を動かすことが必要で、筋肉を動かすにはエネルギーが必要です。
運動中に身体のなかで発生するエネルギーの約20%は運動のエネルギーに使われるのですが、残りはすべて熱にかわってしまいます。 長時間運動した場合などは、この熱が動いている筋肉から体中に拡散してゆき、身体全体の体温を上昇させます(最高42.0℃まであがると言われています)。 このため、私たちの身体には体温が過度に上昇しないように、体温調節のための様々な防御機能が備わっています。その代表的なものが「発汗(汗をかくこと)」です。

「汗」は、皮膚の表面にある汗腺(身体中に200~500万個ある)から分泌される水分です。運動で体温が上がったときばかりでなく、環境温度(身の回りの空気の温度)が上がったときも発汗は起こります。


気温が高くても湿度が低い場合には、汗が蒸発しながら皮膚から熱を奪い体温調節がうまくいきますが、湿度が高くなると汗はうまく蒸発できずにだらだらと流れ落ちるようになり、身体をうまく冷やせなくなってしまいます。また汗がだらだらと流れ落ちる場合には「脱水」も起こりやすく、「血液の濃縮」が起こります。そうなると心臓や血管に負担がかかり、内臓や脳の血流が不足して、正常な体温を回復することができなくなってしまいます。これを「熱中症」と言い、意識不明など重度の症状を引き起こしてしまうこともあります。

このようにマラソンなど長時間の運動をするときや、夏場などの高温多湿の環境ではたくさん汗をかき、熱中症になりやすいので水分の補給が重要です。

関連NEWS
TOPに戻る

睡眠

TOP