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寝る子はスポーツができる?

寝る子は育つ?

最近20年以上にわたって、日本人の睡眠時間はどんどん短くなってきています。このことは、大人たちばかりでなく、子供たちの場合についても同様の傾向です。昔よりも就寝時間が遅くなり、その分睡眠時間が減少してきているようです。

睡眠は、「身体の疲れをとり」、「成長を促し」さらに「脳を良い状態に保つ」役割があります。たとえば、睡眠中に脳から全身に分泌される成長ホルモンは、身長を伸ばしたり、傷を修復したりします(筋肉量を増加させる効果もあります)。 この成長ホルモンは、眠りについてから約1時間から1時間半ほどたった深い睡眠状態のときに最も多く分泌されます。昔からよく言われる「寝る子は育つ」は、なかなか的を得た言い伝えだと言えそうです。

睡眠と運動の関係

ジュニア期にある子供たちへ睡眠が与える影響は、それだけではありません。
運動能力や学力にも影響があり、睡眠が足りないと脳の状態が不良になり競技力が落ちたり、学力が下がることが示されています。 運動ではとくに作戦を考えながら行ったり、素早い判断の必要なスポーツや長時間行うスポーツ(陸上長距離競技、サッカー、バレーボール、ラグビー、テニス、バスケットボール、アーチェリー、柔道ほか)において、 睡眠時間が短いと成績が落ちることが知られています。反対に、試合前にいつもより睡眠時間を長くすると、スポーツパフォーマンスも向上することが知られています(下図参照)。

また、睡眠の短い学童では、学力テストの成績が良くなく、睡眠時間の長い子供たちでは学力テストの成績が良い傾向があります。日ごろの睡眠時間の目安は、6時間以上9時間未満で平均7.5時間程度ということになりそうです。

なお、日常生活の中で運動習慣のある小学生は、睡眠時間が長くなる傾向がありますので、スイミング、体育、ダンススクールに通うなどジュニアのうちから運動習慣を身につけることが将来の学業および 競技成績に関係することになるといえるのではないでしょうか。

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