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運動はカゼをひきにくくする?

運動をすると体が丈夫になり、カゼをひかなくなるとよく言われます。これは、ほんとうでしょうか? 細菌やウイルスなどに対する抵抗力は免疫系というシステムが関係しています。 運動は免疫機能に影響を及ぼすため、運動によってカゼにかかる危険性が変化することが知られています。

カゼの発症頻度と運動強度や運動頻度との間に、“Jカーブ現象”と呼ばれる関係が報告されています(図)。 このことは運動不足に比べ、中等度の運動が免疫機能を高めてカゼの感染リスクを下げる一方で、 過度な運動は免疫機能を低下させるためカゼをひく危険性が高まることを意味しています。

つまり、昔から言われている「運動をするとカゼをひきにくくなる」というのは確かなようです。 しかし、激しい運動や長時間の運動はむしろ免疫力を下げるという一面もあります。 実際に、トップアスリートはカゼをひきやすいことが報告されています。

成長期には総合的な体力をつけることが大切です。そのためには、時には強度が高かったり、 量の多い運動が必要な場合もありますがその結果、免疫力は低下しカゼをひきやすい状態になっています。 激しい運動の後は免疫機能が低下していることを認識して、うがいや手洗いをいつも以上にしっかり行いましょう。 また、マスクをしてウイルスが体内へ侵入してくるのを防ぐことも有効です。
継続した運動習慣を持つことによって、より高い免疫力を手に入れることができます。大切なことは、適度な運動を継続して行うことだと言えるでしょう。

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