エンジョイランニング! vol.5

running

vol.5

ランニングフォーム(足の運び方)

みなさん、こんにちは。
長かった残暑も終わり、秋のランニングシーズンに突入しましたね。
秋は適度な気温と湿度で走りやすく、紅葉も楽しめることから
ランニングに最適なシーズンと言えます。
全国位各地で大会も開催されてきて、
モチベーションが自然と上がることで
走る距離も伸びてくる方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな皆さんにピッタリなランニングのフォームのお話です。
バランスの取れたフォームは
ランニングを長く楽しむためとっても大切です。
効率の良い動きを身につけると
「ランニングエコノミー」が高まり、長い距離を走ってもつけれにくく、
スピードも出しやすい走りとなり、
更に障害のリスクも下げる事ができます。

01.股関節の役割

足の付け根である股関節の部分は、足全体を動かす上で欠かせない役割を果たしています。人間の体の中で最も大きい筋肉の大臀筋(お尻)と大腿四頭筋(太もも前側)などが付いていることから、ランニングにおいては大きい力を発揮していくエンジンとして活躍しています。
前に進むスポーツであるランニングでは、この股関節をしっかりと動かして、お尻の力で地面を斜め後方に蹴り込んでいくイメージを持ちましょう。極端に足を高く上げたり、前方に出す必要はありませんが、膝から下の動きよりも股関節をメインとして動かすことで、効率よく地面に力を伝えられます。

02.膝関節・足関節(足首)

膝から下は大きく振り回さず、股関節の動きの中で自然に使いましょう。地面に足が接地する位置は身体の真下が理想となる為、膝下を前方に伸ばすのではなく、軽く曲がった状態で足を下ろし、前に進む力を止めることなく後方に動かしましょう。自然な足首の使い方の中から、足裏全体で設置が出来るようになると、ブレーキを少なくして前に進む力を得ることが出来ます。
足首は地面からの着地衝撃を最初に受け止める部分です。そのことから、ランニングによる障害を防ぐためにはとても大切な役割を果たしています。ご自身のランニングシューズのソールを見てみて、極端に踵がすり減っている場合は少しブレーキがかかっていると考えられるので、接地が身体よりかなり前になっている可能性があります。また、無理につま先から着地をしようとするとふくらはぎへの負担が大きくなるので、足の裏全体を使って地面をとらえるようにすると良いでしょう。

いかがでしたか?
ランニングはシンプルなスポーツですが、だからこそ奥が深いとも言えます。
年齢を重ねても長く楽しく走り続けられるように、
ランニングフォームに磨きをかけていきましょう!

次回のテーマは「ランニングフォーム(腕の使い方)」についてです。Let's Enjoy Running!