

最近の夏の猛暑と湿度の高さは
長時間走りにくくなるということだけではなく、
疲労の回復が遅れ思わぬケガにつながるリスクもあります。
無理に走る距離や時間を延ばすより、
ランニングに欠かせない部位の筋力アップを
図ることをオススメします。


多くの筋肉群を総合的に強化できるスクワットは、ランナーだけではなく幅広い対象者に必要とされるエクササイズです。スポーツのパフォーマンス向上はもちろん、日常生活動作がしやすくなる効果も期待できます。ランニング動作の着地時の衝撃を受け止める役目をする太ももの前側(大腿四頭筋)とお尻(大殿筋)を主に鍛えることができるので、ランニング動作の安定とともにケガの予防にもつながります。
これからスクワットを始めようという方は、まずは自体重のみで行いましょう。慣れてきたらバーベルやダンベルを利用して負荷を加えると、より効果的にトレーニングできます。10回前後繰り返せる重さを選んで行うのがポイントです!

足を前後に開いて体を下に沈み込ませるように行うレッグランジは、筋力アップとともに動きの前後左右バランスを整える効果もあるので、ランニングのレベルアップには欠かせません。レッグラン時には様々なバリエーションがありますが、オススメするのは次の3種類のエクササイズです。足を前後に開いた姿勢を維持して行うステーショナリーランジ、片側の足を前に一歩踏み込んでから元の位置に戻すフロントランジ、後ろに一歩足を引いてから元の位置に戻すバックランジです。膝関節と股関節ともに90度になるのを目指して動作を行うと効果的です。スクワットと同じように最初は自体重のみで正確なフォームを身に付け、動作が安定してきたらバーベルやダンベルを利用して負荷を加えましょう。
