会員インタビュー:初心者からの「伸びしろ」を楽しんだから今がある!


「あのように歳を重ねてみたい」という憧れのセントラルスポーツ会員のお二方にインタビュー。2024年3月の『WELLNESS STYLE CHALLENGE』において、80歳以上の女性の部で優勝した当時89歳の鏑木玉枝さん。なんと80歳の時には50m背泳ぎで日本新記録を樹立しています。
もうお一方は、パワーリフティング日本大会で何度も日本一となり、世界を転戦する66歳の滝沢嘉恵さん。トライアスロンやトレイルラン、水泳などでも大きな成果を残されています。実はこのお二方に共通するのは、50歳前後まで完全な初心者だったということ。そして、ゼロからの「伸びしろ」を楽しみ、トレーニングを継続したことで今があるとのことです。人生を楽しみながら歳を重ねる秘訣についてインタビューしました。

秘訣はジムとプールをバランス良く組み合わせた週3回の運動
鏑木玉江さん(青砥店)


鏑木さんと初めてお会いした時は本当に驚いてしまいました。シャキッと伸びた背筋にきれいなボディライン。どこをどう見ても、御歳90歳には見えません。この理想的な歳の重ね方は、一体どのようにして実現したのでしょうか。そして、日頃はどのようなトレーニングをされているのでしょうか。早速、鏑木さんに聞いてみました。

「取り立てて特別なことはしていませんよ。朝9時に家を出て、10時前からいくつかのレッスンに参加して、プールで体をほぐして、という3〜4時間のトレーニングを繰り返しているだけです。入会してすぐに『週3日の運動が良い体を作る基本』と教わってから、月水金に来るようにしています」

なんと、56歳まではランニング程度で、子育てが落ち着いてから初めて本格的に運動をするようになったそうです。日本記録を取った水泳は水着を買うところからスタート。プールに顔をつけることが最初のレッスンだったというから驚きです。

「何もできなかったことが良かったのだと思います。毎回のようにできることが増えていくのが、うれしくて。泳げるようになったら今度はおだてられて大会に出たのですが、いきなりクロールで準優勝、背泳ぎで優勝してしまったんです。そこから日本記録を意識するようになりました」

目標があるとがんばっちゃうと話す鏑木さん。若い頃から決めたら迷いなく打ち込む性格だったそうです。

心身ともに健康だから、運動後の一杯がおいしい


鏑木さんといえば、2024年3月の「WELLNESS STYLE CHALLENGE」でも、80歳以上の女性の部で優勝しています。一見すると順風満帆の受賞だったように思えますが、ご本人にとってはそうではなかったようです。

「最初に勧められた時はとんでもないと答えましたよ。毎日、自分の体を鏡で見て、お腹がたるんでいるとか、脇の下が引き締まっていないと思っているわけですから。ひたむきにやれば良い水泳とは違います。でも、結局は周囲の声に推されて出ることになりました」

振り返ると、大会に出るきっかけとして、この周囲の声の存在が大きかったと鏑木さんは話します。大会出場経験がない女性にとって、ボディラインで気になるところがたくさんあるのは当たり前のこと。「だから、インストラクターさんがもっとおだてて背中を押さなきゃダメよ」と笑います。


鏑木さんがトレーニングを終えて家に帰るのは、お昼を過ぎた14時ぐらい。お昼ごはんを作る時間はないので、好きなおかずを買って帰り、一杯飲むのが至福の時間のようです。

「運動をしているから食事もアルコールもおいしいと感じるのでしょうね。そして、それが叶うのは、この歳になってもどこも痛くも悪くもない両親がくれたこの体のおかげです。いつも朝晩は感謝するようにしているんです」

大会巡りはそろそろ潮時かなと話す鏑木さんですが、その躍動される姿にはいつも勇気をいただいてばかりです。これからも応援しています!

誘われて踏み出した一歩がいつも新しい扉を開けてくれた
滝沢嘉恵さん(長津田店)


パワーリフティングやトライアスロンで数々の実績を残している66歳の滝沢嘉恵さん。実は滝沢さんもまた、子育てが落ち着いてから本格的に運動を始めた方です。セントラルとの出会いはどのようなものだったのでしょうか。そして、各競技との出会いは?

「最初は別のスポーツクラブでプールに通っていたのですが、16年ほど前にセントラル長津田店が新しくできたことでこちらに通うことにしました。最初の頃に出会ったインストラクターさんが『ホノルル・マラソンで走ってみましょう!』と誘ってくれて、そこでランニングシューズを買ったことがマラソンを始めたきっかけです」

みんなで練習することが楽しかったと話す滝沢さん。もともと水泳をがんばっていたところにランが加わりました。すると、別のインストラクターから「バイクができたらトライアスロンができますね」と言われたそうです。興味を持った滝沢さんは、さらに新しい一歩を踏み出すことにしました。


「こちらも自転車を買い、またぐところからのスタートです。未知のことにチャレンジするのが好きな性格なんでしょうね。子どもの手が離れたタイミングということも、打ち込める環境として良かったのだと思います」

いまや、何度も日本選手権で優勝し、世界を転戦しているパワーリフティングも、インストラクターとの出会いから始まったというから驚きです。

「たまたま筋肉が大好きなコーチで、ベンチプレス大会を企画されていました。最初はお試しのつもりだったのですが、意外と持ててしまって。そうなると興味が出てきますよね。これまでできなかったことができるようになるって、やっぱり楽しくて刺激的です」
大きな成果を出してきた競技のスタート地点は、インストラクターから誘われたことがきっかけだったそうです。

愛するスポーツと総合的に関わりたくて審判員の資格を取得


滝沢さんは最近、競技者として大会に出場する以外の楽しみも見つけたそうです。それは、審判員として競技に関わること。支える側としての経験を積み重ねているそうです。

「インストラクターさんから、競技との関わり方は『する・見る・支援する』という三つの切り口があることを学びました。だから、今度は支援することをやってみたいなと思って。そこで、水泳、パワーリフティング、トライアスロンの公式審判員の資格を取りました。いざやってみるとけっこう過酷で(笑)ずっと立ちっぱなしですから。でも、とても楽しいし幸せです」

セントラルの良いところは多彩なプログラムがあるところと話す滝沢さん。スポーツと関わることで日々の暮らしにメリハリやリズムが生まれることがとても良いそうです。同じ目標を目指す仲間とともに、これからも滝沢さんの快進撃を応援しています!