セントラルスポーツ50年のあゆみ


セントラルスポーツは1964年の東京五輪をきっかけに1970年に設立し、今年で50周年を迎えます。世界に通用するアスリートの育成を目指し、延べ25人の五輪選手を輩出。また「0歳から一生涯の健康づくりに貢献する」を経営理念として、質の高いサービス提供に努めてきました。セントラルスポーツの輝かしい50年の歩みを、年表とともに振り返ります。

◆1970年セントラルスポーツ設立◆


セントラルスポーツは1964年の東京五輪をきっかけに誕生した。現会長の後藤忠治は選手として出場し、100メートル自由形で準決勝敗退、400メートルリレーで4位。

悔しさを胸に「世界に通用するアスリートの育成」「青少年の健康づくり、体力づくり、情操教育」を目的に小野喬氏、小野清子氏、遠藤幸雄氏などと共に69年12月に創業した。70年5月13日に株式会社を設立し、東京都杉並区に体操スクール、スイミングスクールを開校。設立時の会員数は約500人。

4日後の発会式は会員と保護者、古橋廣之進氏や小野夫妻らをはじめとする関係者ら500人超が出席した。確固たる理念のもとスタートしたクラブは指導者の育成と、子供たちが社会に出ても活躍できるよう海外遠征やキャンプ体験などにも力を入れ成長。全国へと広がっていった。

◆1982年セントラルスポーツ研究所開設◆

民間初のスポーツ研究所として千葉県市川市に開設。東京五輪で世界との違いを実感した後藤現会長の「日本でも運動生理学や科学的な根拠に基づいた練習が必要」との考えから生まれた。

施設には25メートルプールやトレーニングルーム、研究室などがあり、当時約3000万円で購入したスイムミルや吸気ガス分析器、肺機能測定装置などがそろう。当時は所長と研究員の3人だったが、現在は9人体制。

発育発達、健康増進、競技力向上などに関する研究は、セントラルスポーツの健康・運動プログラム開発や、競泳や体操を始めとしたトップアスリートの育成強化システム開発などに役立てられている。最近は東大大学院との共同研究なども行っている。

◆1988年ソウル五輪で鈴木大地が金メダル◆

鈴木陽二コーチの指導のもと、2度目の五輪出場を果たした競泳の鈴木大地(現スポーツ庁長官)が100メートル背泳ぎで金メダルを獲得。潜水キックのバサロを駆使し日本競泳陣16年ぶりの快挙を達成、ゴールの瞬間「手が折れてもいいと思った」と激闘を振り返った。400メドレーリレーも5位入賞。

◆2004年アテネ五輪で金銀銅、合計6個のメダルを獲得◆

冨田洋之、鹿島丈博、森田智己、稲田法子が出場。体操の冨田、鹿島は団体総合で金メダルを獲得した。冨田は最後の鉄棒の着地を決めると「新しい1ページを開けて良かった」とガッツポーズ。個人でも平行棒で銀、鹿島があん馬で銅メダルと大活躍。競泳の森田も100メートル背泳ぎで銅メダル、400メートルメドレーリレーで銅メダルに輝いた。

◆2008年 北京五輪で銀メダル2個を獲得◆

冨田洋之、鹿島丈博、森田智己、物延靖記、伊藤華英が出場。鹿島、冨田は男子体操団体で銀メダルとなった。五輪連覇はならなかったが、鹿島は「この場に立てたことは凄く大きかった」と語った。競泳の物延は800メートルリレーで7位入賞、伊藤は100メートル背泳ぎで8位入賞。

◆2012年ロンドン五輪に3選手が出場◆

競泳に渡邉一樹、伊藤華英、松島美菜が出場。渡邉は200メートル背泳ぎで6位入賞を果たした。力強い泳ぎで終盤に順位を上げ、「納得いく泳ぎはできた。世界のトップで戦えるのは幸せ」と笑顔を見せた。伊藤は400メートルリレーで7位入賞、800メートルリレーで8位入賞と健闘した。

◆2018年「セントラリアン応援宣言」を発表◆


100歳を超えた長寿の人を英語でセンテナリアンと呼ぶことから、セントラルスポーツではセンテナリアンを目指して健康づくりに取り組む人を「セントラリアン」と呼び、応援することを宣言。運動が苦手な人でも楽しく「学び」「遊び」「動く」ことができるプログラムを開発した。

スポーツ吹き矢などの「スポーツタイム」、自由に絵を描く「アートタイム」、健康づくりや防災など日常に役立つ事柄を軽い運動を交えて学ぶ「学びタイム」、正しい歩き方などのテーマに沿って行う「動きタイム」を実施。3店舗からスタートし現在は全国へと拡大、これからも多くの人々の健康づくりを後押しする。

◆2019年セントラルフィットネスクラブ谷津(ラボ・トレーニングセンター)オープン◆


設立50周年記念事業の一環として、千葉県習志野市のセントラルスポーツ谷津を全面リニューアル。セントラルスポーツ初の50メートルプールに選手専用ウェイトルーム、寮、食堂などを完備し、東京五輪で金メダルを目指す松元克央ら所属競泳選手が連日汗を流している。またセントラルスポーツ研究所の一部機能を移転。

国内初の運動時エネルギー消費量測定ラボなどを備え、新たな会員プログラムや所属選手の強化システムの開発に活用している。8月1日の開業記念式典には鈴木大地スポーツ庁長官らが出席。後藤聖治社長は「世界に通用するトップアスリートの強化拠点としたい」と語った。

弊社が50周年歩み続けることが出来たのは、応援してくださっている皆様のおかげです。
セントラルスポーツは”0歳から一生涯の健康づくりに貢献する”の経営理念のもと、これからも歩んで参ります。